ハイムリックの声優は誰?バグズライフ屈指の人気キャラの正体と裏話を徹底解剖

ハイムリックの声優は誰?バグズライフ屈指の人気キャラの正体と裏話を徹底解剖

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いつも何かを食べており、おっとりとした口調で周囲を和ませるハイムリック。彼の強烈なキャラクター性を決定づけたのは、日米それぞれの実力派キャストによる絶妙な声の演技でした。まずは、原語版と日本語吹き替え版の担当声優のプロフィールと、キャスティングの裏側を紐解いていきます。

区分 担当声優・キャスト名 主な代表作・役柄の特徴
原語版(英語) ジョー・ランフト(Joe Ranft) 『トイ・ストーリー』ウィージー役、『モンスターズ・インク』ピート・“クロー”・ウォード役など(本作の共同脚本・ストーリー責任者)
日本語吹き替え版 島香 裕(しまか ゆう) ディズニー作品のグーフィー役(初代・一部作品)、『チップとデールの大作戦』モンタリー・ジャック役など

原語版声優はピクサーの心臓と呼ばれた伝説のクリエイター「ジョー・ランフト」

オリジナル英語版でハイムリックに命を吹き込んだのは、プロの専業俳優ではなく、ピクサー・アニメーション・スタジオの最重要人物の一人であるジョー・ランフト氏でした。彼は『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『カーズ』といった初期ピクサーの黄金期を支えたストーリー部門の責任者であり、本作『バグズ・ライフ』でも原案・脚本の中核を担っていました。

なぜ制作陣である彼がそのまま声優を務めることになったのでしょうか。ピクサーの制作現場では、絵コンテをつなげた仮映像(ストーリーリール)を作る際、スタッフが仮の声(スクラッチ・ボーカル)を当てる習慣があります。当時、ジョー・ランフト氏が独特のドイツ訛りを交えながら「I am a cute little bumblebee!(ボクはかわいいミツバチだよ!)」とアドリブ満載でハイムリックの仮声を演じたところ、ジョン・ラセター監督をはじめとする社内スタッフが大爆笑しました。

その後、プロのハリウッド俳優を起用するオーディションも検討されましたが、制作陣の証言によると「ジョーの仮声以上に面白く、愛嬌のあるハイムリックは誰にも演じられない」と満場一致でそのまま本採用が決定したといいます。彼は惜しくも2005年8月に45歳の若さで交通事故により他界してしまいましたが、監督作『カーズ』のエンドロールで大きく追悼メッセージが捧げられるなど、「ピクサーの心臓」として今なお世界中のファンとクリエイターから敬愛されています。

日本語吹き替え版は名優・島香裕!愛嬌たっぷりのボイスが定着した理由

一方、日本のファンにとっておなじみの「ハラペコあおむし」ならぬ食いしん坊イモムシの声を演じたのは、ベテラン声優の島香裕氏です。洋画の吹き替えや『トランスフォーマー』シリーズ、さらにはディズニー作品でも数多くのキャラクターを担当してきた名バイプレイヤーでした。

原語版のジョー・ランフト氏が持つ「ちょっと間の抜けた愛らしさ」や「食べ物を前にした時の無邪気なトーン」を、日本語のニュアンスへと見事に昇華させたのが島香氏の演技です。特に劇中でサーカス団の仲間と掛け合う際の少し鼻にかかった柔らかい発声は、ハイムリックの丸々としたビジュアルと完璧にシンクロしていました。島香氏も2019年7月に70歳でこの世を去りましたが、ディズニープラスで視聴できる日本語吹き替え版では、今も変わらぬ温かな名演を堪能することができます。

Alexander Ross
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Alexander Ross

Alexander Ross has covered the video game industry for a decade, writing deep dives on game design, esports tournaments, VR developments, and gaming culture.