成田山名古屋別院大聖寺の起源を辿ると、昭和28年(1953年)に端を発します。当時、急速な戦後復興と重工業化が進む中京圏において、「お不動さま」の加護を求める信徒の熱心な要望が高まっていました。それに応える形で、成田山新勝寺から本尊・不動明王の分霊を勧請し、開山されたのがこの大聖寺です。
数ある候補地の中から愛知県犬山市の白山平(白山平山頂)が選ばれた理由は、風水的な地勢と霊峰・白山への信仰が重なる清浄な聖地であったためです。平野部を一望できる高台に鎮座することで、地域全体を見守る守護神としての威容を備えることとなりました。寺号の「大聖寺」は、不動明王の尊称である「大聖不動明王」に由来しており、真言宗智山派の教義に基づき、人々の煩悩を焼き尽くす厳格な護摩祈祷が日々修されています。