茂原街道から少し入った長南町の静閑なロケーションに佇む『お食事処 やちよ』。重厚な瓦屋根と風格ある木の看板は、一見すると格式高い割烹料理店や温泉旅館の別館を彷彿とさせます。のれんをくぐると、広々とした小上がりやテーブル席が広がり、昭和から続く大衆食堂の温かい空気が漂っています。
もともとは定食やそば、丼ものを幅広く提供する町民憩いの場として創業しました。しかし、いつしか長南町周辺で働く現場作業員やドライバー、農業に従事する地元民の「もっと精がつく旨いものが食べたい」という声に応える形で誕生したのが、名物「らんしゅうめん」です。
千葉県内房の「竹岡式ラーメン」、山間部で生まれた「アリランラーメン」、外房勝浦の「勝浦タンタンメン」という千葉三大ご当地ラーメンの要素を想起させながらも、そのどれとも異なる独自の配合設計がなされています。ニンニク、玉ねぎ、豚の脂が三位一体となったパワフルな仕上がりは、口コミを通じてまたたく間に評判を呼び、現在では注文客の8割以上がらんしゅうめん系をオーダーする絶対的エースへと君臨しました。