ナオト・インティライミのキャリアは平坦ではありませんでした。本名名義での挫折を経て、彼は2003年後半から約1年半にわたり世界一周の旅へ出ます。南米、アフリカ、中東、アジアのストリートでサッカーボールを蹴り、ギター1本で現地の人々とセッションを重ねる日々を送りました。この過酷な放浪期の前後に、人生の伴侶となるパートナーとの出会いがありました。
帰国後、2005年頃から「ナオト・インティライミ」としての活動をゼロからスタート。Mr.Childrenのコーラスサポートに抜擢されるなど着実に道を切り拓いていきましたが、ブレイクまでは先が見えない時期が続きました。4歳年上という落ち着きを持った奥さんは、不安定な音楽活動に文句ひとつ言わず、彼の才能と夢を信じて家庭環境を整えていたと伝えられています。浮ついた成功体験ではなく、最も苦しい底の時代を共有したことこそが、二人の強い絆の原点です。