インプラントは人工物であるため虫歯にはなりませんが、歯周病に似た「インプラント周囲炎」を発症するリスクを常に抱えています。周囲炎が進行すると骨が溶け、最終的にインプラントが抜け落ちてしまいます。このリスクを担保するのが各クリニックの「保証制度」です。
有心会をはじめとする多くの歯科医院では、インプラント体に最長10年、上部構造に最長5年といった長期保証を付帯しています。しかし、この保証には厳格な免責条件が設けられている点を見落としてはなりません。一般的に、「指定された頻度(3カ月〜半年に1回)の定期検診を欠かさず受診していること」が保証適用の絶対条件となります。
もし京都から滋賀石山院への通院が億劫になり、定期検診を自己判断で怠れば、保証期間内であっても再治療費が全額自己負担となるおそれがあります。「京都から数年間、確実に検診へ通い続けられるか」という現実的な継続性を自問自答した上で、治療の契約書にサインを交わすべきです。