公式テーマソングがピッチの外周を包む光であるならば、選手たちの内面を支え続ける「影のアンセム」も存在します。その筆頭として語り継がれているのが、SEAMOが2008年にリリースした名曲『Continue』です。
この楽曲が日本代表と深く結びついたきっかけは、激闘を終えた国際大会直後のチーム打ち上げの場でした。過酷な重圧、度重なる怪我、そして敗北の痛みを背負った代表選手たちが、マイクを握り締めながら「負けたら終わりじゃなくて やめたら終わりなんだよね」という泥臭くも真摯なフレーズを涙ながらに大合唱したエピソードは、ファンの間でも伝説的な逸話として浸透しています。
アスリートの過酷な日常に寄り添うこのメッセージは、代表チームのロッカールームで代々受け継がれ、精神的支柱となってきました。華やかなメディア向け公式アンセムとは対照的に、選手たちが己を鼓舞し、挫折から立ち上がるために選んだ自発的な応援歌としての重みを持っています。