近年、この漢字が再び脚光を浴びている最大の理由が、赤ちゃんの名付け(命名)における人気の高まりです。東京2020オリンピックのスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得し、その後も世界のトップシーンで活躍を続ける西矢椛(にしや もみじ)選手の登場により、「椛」という漢字の認知度と好感度は全国的に急上昇しました。
戸籍法上のルールを確認すると、「椛」は常用漢字には含まれていないものの、法務省が定める人名用漢字に正式に登録されています。そのため、出生届において問題なく使用することが可能です。
実際の名付け現場におけるトレンドを見ると、そのまま一文字で「もみじ」と読ませる名前だけでなく、以下のような多彩なバリエーションが存在します。
- 「はな」「ك(か)」と読ませるケース:つくりの「花」に着目し、一文字で「はな」、あるいは止め字として「彩椛(あやか)」「優椛(ゆうか)」「穂のか(ほのか)」のように使われます。
- 「もみ」と読ませるケース:「もみじ」の響きを省略し、「椛(もみ)」「椛奈(もみな)」といった柔らかくモダンな響きを持たせるパターンです。
SNSや育児コミュニティの声を検証すると、「一文字で季節感と華やかさが出る」「字面が左右対称に近くバランスが良い」「秋生まれの子にぴったりの由来が作れる」といった肯定的な意見が多数を占めています。