少年隊の真骨頂は、レコードの音源以上に「生放送の歌番組で披露されるステージング」にありました。激しいステップを踏みながらも一切ブレない生歌、マイクスタンドを操りながら繰り出す目まぐるしいフォーメーション移動、そして間奏で見せる息の合ったバック転。どれをとっても当時のアイドル水準を遥かに超越していました。
後世のトップアイドルたちからも、その実力は別格として語られています。例えば、卓越したダンスと身体能力で知られるSnow Manの佐久間大介氏は、情報バラエティ番組に出演した際、「歴代で最もダンスが難しい楽曲」として少年隊のパフォーマンスを挙げ、その異次元の技術に最大限のリスペクトを寄せています。
錦織一清氏の軽やかで卓越したリズム感、東山紀之氏の指先まで神経が行き届いた正確無比なライン、植草克秀氏のエネルギッシュでダイナミックなステップ。三者三様の強烈な個性が緻密にシンクロすることで、極限の高難易度ダンスが舞台芸術の域へと昇華されていました。