資生堂のスポッツカバー ファウンデイションを1日中ヨレさせず、塗っていることすら気づかせないレベルに仕上げるには、指先だけで完結させようとしないことが重要です。現場のメイクアップアーティストも実践する、完全密着の5ステップを解説します。
ステップ1:スキンケアの油分をティッシュオフで完全に切る
スポッツカバーは油分をベースにした練り状のファンデーションです。朝の使用時、乳液やクリーム、日焼け止めの油分が肌表面に残っていると、スポッツカバーの油分と混ざり合って滑ってしまい、定着しません。ベースメイクに入る前に、必ずティッシュで顔全体を軽く押さえ、表面をサラッとした状態に整えます。
ステップ2:使う量は「米粒の半分以下」を手の甲に出す
容器から直接指やブラシで取って顔に乗せるのは厳禁です。必ず一度、スパチュラや爪楊枝の先で「米粒の半分以下(約1ミリ四方)」を削り取り、手の甲に置きます。手の甲の体温でクリームを少し温めながら馴染ませることで、硬いHタイプでも劇的に伸びと密着度が向上します。
ステップ3:患部より「ひと回り大きく」スタンプ置きする
コシのある平筆タイプのコンシーラーブラシ(人工毛・ナイロン製が最適)の先端に少量をとり、隠したいシミや傷あとの上に垂直にトントンと置くように乗せます。このとき、シミのサイズぴったりではなく、シミの輪郭より1ミリほど外側まで覆うように置くのが最大のポイントです。
ステップ4:【最重要】中心は絶対に触らず「輪郭の1ミリ」だけをぼかす
初心者が最もやりがちな失敗が、せっかく乗せたコンシーラーの上から指でトントンと叩き、一番隠したい中心部分のコンシーラーまで剥ぎ取ってしまうことです。正しいぼかし方は、「中央の厚みは一切触らず、外側1ミリの境界線だけをブラシの先で外側に向かってフェザー(羽)のように払う」ことです。その後、何もついていない薬指の腹で、境界線だけを優しく垂直にタッピングすると、地肌と完全に一体化します。
ステップ5:パフを「転がす」ようにルースパウダーでロックする
油分が多いスポッツカバーは、そのままだと摩擦でヨレてしまいます。仕上げに必ず粒子の細かいフェイスパウダー(ルーセントタイプ)を重ねます。この際、ブラシで掃くとせっかく乗せたカバー層が動いてしまうため、パフにパウダーをしっかり揉み込み、患部の上でパフを「ギュッと押さえて転がす(ローリングする)」ようにしてパウダーを密着させます。これで汗や皮脂にも負けない強固な被膜が完成します。