A4サイズの基本寸法は、210×297mm(21.0×29.7cm)です。国際標準規格(ISO 216)および日本産業規格(JIS)のコピー用紙規格として統一されており、短辺と長辺の比率は「1 : 1.414(1 : √2)」となっています。
この比率は「白銀比(大和比)」と呼ばれ、日本の法隆寺五重塔や伊勢神宮の建築構造にも見られる、古くから親しまれてきた美しいバランスです。白銀比の最大の特徴は、長辺を半分に折っても縦横の比率がまったく変わらない点にあります。つまり、A3サイズの半分がA4サイズであり、A4サイズを半分に折るとA5サイズ(148×210mm)にぴったり収まります。この相似関係があるからこそ、拡大・縮小コピーを行っても余白のバランスが崩れません。
また、Webデザインやデジタルイラスト、印刷用データを作成する際には、ピクセル(px)換算の知識が欠かせません。解像度(dpi)によって必要な画像サイズは大きく異なります。
| 用途・設定解像度 | ピクセル寸法(幅×高さ) | 実務における注意点 |
|---|---|---|
| 一般的な商業印刷(350dpi) | 2894 × 4093 px | チラシ・パンフレット・同人誌表紙など高精細な印刷物の標準値 |
| 家庭用・オフィス印刷(300dpi) | 2480 × 3508 px | 社内資料や写真入りの簡易印刷に適した十分な画質 |
| Web・画面表示用(72dpi) | 595 × 842 px | PDFの閲覧など画面表示専用。印刷すると文字や画像が荒れる原因に |