アコースティックギターで弾き語りを行う場合、最も推奨されるセッティングは「Capo 4(4フレット装着)」でのCメジャーフォームです。このポジションを採用すると、頻出するバレーコード(Fなど)を最小限に抑えつつ、アコースティック特有の開放弦のきらびやかな倍音を最大限に活かすことができます。手が小さい方や初心者は、Fコードを簡略化した「Fmaj7(1弦開放)」で代用しても、楽曲の持つ切ない空気感に見事にマッチします。
一方、より高音域の繊細な響きを強調したい場合や、女性ボーカルのキー設定に合わせてさらにレンジを上げたい場合は、「Capo 6(6フレット装着)」でのAメジャーフォームも有力な選択肢です。この場合、イントロのアルペジオがオルゴールのような澄んだ音色になり、アヤノの幼少期を描いた情景と美しくシンクロします。
ピアノ伴奏においては、左手のアルペジオの広がりが楽曲の完成度を大きく左右します。原曲のピアノパートを忠実に再現するには、ルート音(根音)単体ではなく「1度 - 5度 - 9度」のオープンボイシングを多用するのがコツです。たとえばCコードであれば「C - G - D」と広げることで、ボカロ特有の疾走感とアコースティックの温かみが共存した伴奏が完成します。