耳たぶ(ロブ)へのピアッシングと同じ感覚で、市販のツールを使って自らへそピアスを開けようとする人は少なくありません。しかし、専門の施術者や皮膚科医の多くは、お腹周りへの自己施術に対して強い懸念を示しています。その最大の理由は、お腹の皮膚が持つ「厚み」「柔軟性」「座った際にかかる強い圧力」にあります。
耳たぶと異なり、おへその上部はつまんだ際に相当な厚みが生じます。直立している時と座っている時ではお腹の皮膚のシワやテンション(引っ張り具合)が劇的に変化するため、立った状態のベストポジションを保ったまま一人で器具を真っ直ぐ固定して貫通させることは、解剖学的にも至難の業です。鏡を見ながら前かがみの体勢で作業すると、姿勢を戻した瞬間にホールが大きく斜めに歪んでしまうトラブルが多発します。