柿澤勇人さんのバックボーンを語る上で欠かせないのが、日本の伝統芸能である浄瑠璃「清元節(きよもとぶし)」の頂点を極めた母方(および一族)の系譜です。報道各社の取材データや公式プロフィールでも明かされている通り、彼の家系には重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」が2人も存在します。
まず曽祖父にあたるのが、清元節太夫(語り手)として一時代を築いた清元志寿太夫(きよもと しずたゆう/本名:柿澤竹蔵)氏です。1898年(明治31年)生まれの志寿太夫氏は、卓越した美声と品格のある語り口で歌舞伎音楽の発展に大きく貢献し、1956年(昭和31年)に58歳という若さで人間国宝に認定されました。100歳で天寿を全うする直前まで現役の舞台に立ち続けた伝説的な 인물です。
そして、その息子であり柿澤勇人さんの祖父にあたるのが、清元節三味線方の最高峰として知られた清元榮三郎(きよもと えいざぶろう/本名:柿澤壽夫)氏です。父・志寿太夫氏の背中を追うように芸の道を精進し、1996年(平成8年)に三味線方として人間国宝に認定されました。親子二代にわたって同じ伝統芸能の分野で人間国宝に選ばれるケースは日本の芸能史上でも極めて珍しく、文字通り「国宝級のサラブレッド家系」と言えます。
| 続柄 | 人物名・名跡 | 職業・主な功績と特徴 |
|---|---|---|
| 曽祖父 | 清元 志寿太夫(本名:柿澤 竹蔵) | 浄瑠璃・清元節太夫。1956年に人間国宝認定。100歳まで現役を貫いた伝説の語り手。 |
| 祖父 | 清元 榮三郎(本名:柿澤 壽夫) | 浄瑠璃・清元節三味線方。1996年に人間国宝認定。東京藝術大学教授も歴任。 |
| 父親 | 一般人(非公表) | 伝統芸能は継がず、堅実な会社員として勤務。礼儀作法に厳しい「昭和の厳父」。 |
| 母親 | 一般人(非公表) | 家庭を支え、息子のサッカー漬けの学生時代から現在の俳優業まで温かく見守る。 |
| 兄 | 一般人(非公表) | 6歳年上の実兄。弟・勇人さんがサッカーを始めるきっかけを作った存在。 |
| 本人 | 柿澤 勇人 | 劇団四季を経て舞台・映像で活躍する実力派俳優。第31回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞。 |