店頭で隣り合って陳列される特茶と特水ですが、単に「お茶か水か」というフレーバーの違いにとどまりません。製品が持つ認可区分から内容量、想定されている摂取シチュエーションまで緻密な棲み分けがなされています。まずは、客観的な製品スペックと関与成分の比較から全体像を整理します。
| 比較項目 | 伊右衛門 特茶(緑茶) | 特水(とくすい) |
|---|---|---|
| 認可区分 | 特定保健用食品(トクホ) | 機能性表示食品 |
| 主たる関与成分 | ケルセチン配糖体(110mg) | ケルセチン配糖体(110mg配合) |
| エネルギー(カロリー) | 0 kcal | 0 kcal |
| カフェイン含有量 | あり(約90mg / 500mlあたり) | 0 mg(カフェインゼロ) |
| 味わい・テクスチャー | 玉露由来の深いコクと適度な苦渋み | 無糖・雑味のないすっきりとした天然水感覚 |
| 想定利用シーン | 昼食・夕食時、仕事中のリフレッシュ | 起床時、入浴前後、スポーツ時、就寝前 |
| 希望小売価格帯 | 約190円〜200円前後(500ml) | 約170円〜180円前後(500ml) |
両者ともにエネルギーは0kcalであり、糖質を含まないため飲料自体のカロリーによって太る心配はありません。最大の違いは、国が個別に有効性や安全性を審査して許可を出した「トクホ」である特茶に対し、事業者の責任において科学的根拠を消費者庁へ届け出た「機能性表示食品」である特水という法的位置づけ、そしてカフェインの有無に集約されます。