水揚げされたサワラは、地元市場だけでなく四国の中枢である高松市中央卸売市場などにも速やかに運ばれ、初競りにかけられる。香川県や岡山県、兵庫県における春のサワラは、初物を尊ぶ文化と相まって初日に記録的な「ご祝儀相場」がつくことで知られている。
2026年4月21日に行われた高松市中央卸売市場の初競りでは、最高値が1キロあたり20,000円をつけた。2023年に記録された1キロあたり70,000円という熱狂的な高値と比較すると落ち着きを見せた形だが、卸売関係者の間では「品質に対して適正かつ堅調な買い気が入った」と評価されている。一般の小売りや外食ルートに乗る平均卸値もキロあたり2,500〜4,500円前後で推移しており、消費地へとスムーズに供給されている。
| 対象年 | 初競り最高値(高松市場) | 水揚げ・市場動向の特徴 |
|---|---|---|
| 2023年 | 70,000円 / kg | 解禁直後の出荷量が極めて少なく、祝儀買いが過熱して異例の記録的高値を記録。 |
| 2024年 | 35,000円 / kg | 水揚げが安定化し、関西・四国の料亭からの予約注文を中心に堅調な取引が継続。 |
| 2025年 | 28,000円 / kg | 洲本・高松ともに安定した水揚げを維持。流通網の整備により鮮魚出荷が増加。 |
| 2026年 | 20,000円 / kg | 解禁直後から安定したロットが確保され、実需に即した適正価格で活発に売買。 |