1924年創業の「洋菓子のヒロタ」は、日本にシュークリーム文化を定着させたパイオニアです。四角い紙箱に詰められた小ぶりなシュークリームは、昭和から平成にかけて駅ナカの定番みやげとして定着していました。しかし、コンビニスイーツの急速なクオリティ向上や原材料費・物流費の高騰が重なり、駅前の一等地を構える店舗モデルは次第に重い固定費負担へと変わっていきます。
これに対し、経営陣は大胆な店舗網のスクラップ&ビルドを決断しました。かつて数十店舗を誇った路面店や駅ナカ売店を採算重視で整理し、より効率的な販売ネットワークへと再構築。長年親しまれた店舗の閉店が相次いだことで消費者には一時的な寂しさを与えたものの、この固定費圧縮策が近年の赤字幅の大幅な縮小に直結したことは財務上明白な事実です。