金具パーツを取り付けるネックレスやブレスレットにおいて、最も堅牢な端処理がつぶし玉(かしめ玉)とボールチップの連動技法です。結び目を作るスペースがない場合や、カニカン・アジャスターを接続する箇所で絶大な威力を発揮します。
手順の第一歩は、テグスにボールチップの底面側の穴からテグスを通し、続いて外径1.5mm〜2.0mmのつぶし玉を通す工程です。このつぶし玉の手前でテグスを一度折り返し、再度つぶし玉の中へくぐらせて小さな輪を作ります。この二重通しを行うだけで、平ヤットコで潰した際の摩擦抵抗が跳ね上がります。
平ヤットコでつぶし玉を圧着する際は、中央を平らに潰した後、半分に折りたたむように丸く成形するのが理想です。角を鋭利に潰しすぎると、金属のバリがテグスを削り取って破断の原因になるため注意してください。余分なテグスを1mm残してカットし、ボールチップをゆっくり閉じてつぶし玉を包み込みます。この二重構造により、着用時にかかる引張力はつぶし玉全体に均等分散され、すっぽ抜けが完全に封じられます。