実在しない店舗が頻繁に検索される背景には、東京・神奈川間を行き来するドライバー特有の地理的トラップが存在します。最大の要因は、並行して走る国道15号(第一京浜)と国道1号(第二京浜)の名称混同です。
第二京浜沿いには大手外食チェーンのドライブイン型店舗が密集しており、日常的に車を運転するドライバーほど「幹線道路沿いのどこかにスシローがあったはずだ」という曖昧な記憶を頼りに検索窓へ打ち込みがちです。さらに、京急川崎駅から国道15号方面へ少し足を伸ばしたエリアに飲食店が多いため、「駅近か第一京浜沿いにあるだろう」という推測が先行します。
もう一つの決定打が、国道15号をそのまま南下した横浜市神奈川区にある「スシロー東神奈川店」の存在です。京急東神奈川駅やJR東神奈川駅の至近でありながら第一京浜に極めて近いこの店舗の印象が、「川崎寄りの第一京浜沿い」という記憶のすり替わりを引き起こしています。