もえのあずきがエンタメ界に足を踏み入れたのは、秋葉原の常設型カフェレストランを拠点とするアイドルグループ「バクステ外神田一丁目」のオープニングキャストとしてでした。数百人規模のアイドルがひしめく中で、彼女に転機をもたらしたのは音楽プロデューサー・つんく♂からの直接のアドバイスでした。「食べるのが好きなら、そこをとことん極めて武器にしなさい」。この一言が、彼女のキャラクターを決定づけます。
2013年、彼女はテレビ東京系列の大食い番組に初出場を果たします。小柄でフリル衣装を身にまとった彼女が、何キロものラーメンやカレーを笑顔で飲み込んでいく姿は視聴者に強烈なインパクトを与えました。2015年には女性大会で初優勝を飾り、ギャル曽根に続く新世代の「大食い女王」として社会現象を巻き起こします。しかし、まさにこの爆発的なブレイクと同時進行で、視聴者の視線は彼女の「手の甲」へと集中していきました。