トラックの業務輸送だけでなく、近年ユーザーが急増しているのがバイクのトランポ(トランスポーター)積載や、ルーフラック・車内でのトランクカーゴ固定です。それぞれのシーンで求められる力加減とノウハウは異なります。
バイク積載においては、締めすぎによるサスペンションのオイルシール破損に注意しなければなりません。フロントフォークを過度に縮め切るのではなく、車体が垂直を維持できるテンション(ストローク量の3分の1から半分程度が沈み込む状態)で均等に左右を張るのが鉄則です。また、金属フックをハンドルバーへ直掛けすると傷の原因になるため、必ずソフトスリング(サブベルト)を介してフックを連結します。
キャンプにおけるトランクカーゴの固定では、樹脂コンテナの変形リスクを考慮する必要があります。強引にラチェットを締め込みすぎると、プラスチックのフタや角が割れてしまいます。この場合は、エンドレスタイプのラッシングベルトを使用し、コンテナの溝にベルトラインをしっかり合わせることが不可欠です。締め付け完了後は、走行風によるバタつきやタイヤへの巻き込みを防ぐため、余った長いベルトをバックル周辺に束ねてハーフヒッチ(結び留め)で確実に処理してください。