寺泊の伝統が新たなスタイルへと昇華した瞬間が、2023年秋の別亭 寺泊にほん海のオープンでした。出店地に選ばれたのは、新潟市中央区清五郎の食育・花育体験施設「いくとぴあ食花(キラキラレストランエリア)」。寺泊の本館まで足を伸ばすのが難しい新潟都市圏の生活者やビジネスパーソン、県外からのライトな観光客に向けたアンテナショップ的役割を担っています。
この別亭で最大の注目を集めているのが、日刊にいがたwebタウン情報などでも特集された看板メニュー「丼パフェ」です。従来、すし飯の上に平面的に盛り付けられていた海鮮丼の概念を覆し、透明なパフェグラスの中に酢飯、錦糸卵、海鮮の具材をミルフィーユ状に積層。トップには大ぶりのエビ、イクラ、ウニ、マグロなどが芸術的なバランスでトッピングされています。
「丼パフェ」の魅力は、単なるSNS映えにとどまりません。透明な層を上からスプーンで掘り進めるごとに異なる魚介の旨味と食感が現れ、最後の一口まで飽きさせない計算された味わいのグラデーションが設計されています。海鮮丼ランチの新定番として、週末にはファミリー層や若い女性グループを中心に長い列が作られています。