多くの宿泊客が予約時に注視するのが、東横イン名物の無料朝食サービスだ。「無料だからおにぎりとパン程度だろう」という先入観は、近年の沖縄エリアの店舗には当てはまらない。朝6時30分から提供されるビュッフェには、沖縄風炊き込みご飯「ジューシー」をはじめ、ゴーヤーや麩を使ったチャンプルー、もずく酢、沖縄そば風スープなど、郷土色を前面に打ち出した総菜が日替わりで並ぶ。
朝食のクオリティは、朝のスタートダッシュを切るには十分な完成度を誇る。ただし、ピークタイムとなる7:15〜8:00はビジネスパーソンと観光客が集中し、1階ロビーのイートイン席が満席になりやすい。混雑を嫌う滞在者のために、専用パックに料理を詰めて自室へ持ち帰れるテイクアウトスタイルが標準化されており、朝の時間を効率的に使いたい層から高い支持を集めている。
客室環境については、シンプルながらワーケーション需要に耐えうる機能性が整っている。ベッド幅はゆとりあるワイドサイズを採用し、デスク周りには複数のコンセントとUSBポートを配備。客室Wi-Fiは混雑する夜間でも下り70〜110Mbpsを維持し、大容量ファイルの送受信やリモート会議も途切れることがない。さらに、最新のVODサービス(ビデオ・オン・デマンド)は税込500円で映画やバラエティが見放題となっており、スマートテレビでの動画視聴と合わせて、ホテルステイの夜を快適に過ごすためのインフラが過不足なく整備されている。