「ビロミン」のプロジェクトは、高知県立山田高校の商業科・普通科の生徒たちが取り組む課題研究授業「地域課題解決プログラム」から産声を上げました。過疎化と少子高齢化が進行する地方自治体において、観光資源の発掘と市外への情報発信は喫緊の課題でした。そこで生徒たちは、年間数十万人が訪れる「のいち動物公園」の集客力を香南市全域の周遊観光へ波及させられないかと考えました。
考案された「ビロミン」は、ハシビロコウ特有の鋭い眼光と巨大な嘴(くちばし)の特徴を残しつつ、丸みを帯びたフォルムと愛嬌のある表情へとデフォルメされたデザインです。頭部には香南市の特産品である山北みかんやニラ、夜須のエメラルドメロンといった名産要素を巧みに取り入れ、キャラクターそのものが市の産業カタログとなる設計が施されました。
行政任せのPRではなく、若者自身の視点と手作業によるマーケティングリサーチが、従来の公認キャラクターとは一線を画すオリジナリティを生み出しました。