冷蔵庫のスペースを圧迫せず、イタリアンレストランのような極上の保存食に昇華させる技術が、天日干しやオーブンを活用したドライトマト化です。ミニトマトを縦半分にカットし、切り口を上に向けて天板に並べ、軽く塩を振って120〜140℃の低温オーブンで60〜90分じっくり焼き上げます。完全にカラカラにするのではなく、水分が60〜70%ほど抜けてドライフルーツのような弾力が残る「セミドライ」の状態に仕上げるのがポイントです。
粗熱を取ったセミドライトマトは、煮沸消毒したガラスの保存容器に入れ、ニンニクのスライス、ローズマリーやタイム、ブラックペッパーと共に良質なエキストラバージンオリーブオイルを注ぎ入れます。このオイル漬けにより空気が遮断され、冷暗所や冷蔵庫で2〜3ヶ月にわたる長期保存が可能になります。凝縮された果糖とアミノ酸の濃厚なコクは、パスタに和えるだけでなく、バゲットに乗せたり刻んでサラダのアクセントにしたりと、食卓のクオリティを劇的に引き上げる万能調味料に変わります。