近年の100円ショップの手芸資材コーナーは極めて充実していますが、店舗ごとに取り扱うフェルトの特性には顕著な差異があります。用途に合致しない素材を選ぶと、「帽子が自立せず潰れてしまう」「一度洗濯しただけで縮みや毛玉が発生した」という事態に陥ります。
ダイソー(大判重視): ダイソーの代表格は、約70cm×60cmの特大サイズを誇る大判フェルトです。とんがり帽子(円錐形)やブリム(つば)の広い帽子を仕立てる際、型紙を継ぎ接ぎすることなく1枚の布面から一気に裁断できます。ハロウィンや発表会など、1シーズン限定でダイナミックな衣装を作りたい場合に圧倒的なコストパフォーマンスを発揮します。
セリア(質感・厚手重視): セリアはカラーバリエーションが繊細で、くすみカラーやナチュラルトーンの展開が豊富です。さらに「洗えるフェルト(ウォッシャブル)」の品質が高く、ポリエステル100%でありながら表面の毛羽立ちが抑えられています。園の日常使い用ベレー帽や、汗をかきやすい季節に洗濯を繰り返したいアイテムにはセリアのウォッシャブルタイプが最適です。