テレビアニメ『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL』のクライマックスを飾ったドイツ戦は、平等院の集大成とも呼べる一戦でした。相手は世界のプロツアーでも実績を持つ絶対王者、ユルゲン・バリサビッチ・ボルクです。これまでの勝負とは比較にならない重圧のなか、平等院はシングルス1の舞台へと足を踏み入れました。
試合はまさに「命を懸けたテニス」という言葉がそのまま具現化した展開となりました。ボルクの放つ精密かつ完璧な打球に対し、平等院は自らの生命力を削りながら立ち向かいます。「光る球(デストラクション)」をはじめとする大技を繰り出し、幾度となくコートへ叩きつけられながらも、血に染まりつつ立ち上がる姿は、観客席の仲間たちを戦慄させました。
声優の安元洋貴氏が最終回のアフレコ直後に「完全燃焼できた」と語った通り、この試合での平等院の咆哮と気迫は、演技の枠を超えて魂を揺さぶる熱量を帯びていました。限界を超えた先で「海賊の誇り」を胸に戦い抜いた彼の姿は、勝利という結果以上に、日本代表全員の闘志を完全に一つへと束ね上げたのです。