料理の基本書やレシピサイトでは「お椀1杯に対して味噌は大さじ1」と記載されているケースが散見されます。しかし、実際に計量スプーンで味噌を大さじ1すりきりで量ると、そのグラム数(g)は約18gに達します。水分やだしの量が160ml程度のお椀に18gの米味噌を溶かした場合、塩分濃度は1.3%を超えてしまい、多くの人が「かなり濃い」「喉が渇く」と感じる仕上がりになります。
プロの料理人や調味料メーカーが提唱する理想的な塩分濃度の目安は0.8〜1.0%です。人間の舌が「美味しい」と心地よく感じる体液に近い浸透圧がこの範囲に収まるためです。一般的な米味噌(塩分12%前後)を使用する場合、だし汁160mlに対して必要な味噌の量は約10〜12gとなります。つまり、大さじ換算では「大さじすりきり1杯」ではなく、「大さじ大体7〜8分目(大さじ1弱)」あるいは「小さじ2杯」が真の適量です。
| 人数 | だし汁の量 | 味噌の適量(g換算) | スプーンの目安 |
|---|---|---|---|
| 1人分 | 160〜200ml | 約10〜12g | 大さじ1弱(小さじ2) |
| 2人分 | 300〜350ml | 約20〜24g | 大さじ1と小さじ1 |
| 3人分 | 450〜500ml | 約30〜35g | 大さじ2弱 |
| 4人分 | 600〜700ml | 約40〜48g | 大さじ2半〜大さじ3弱 |