このミームにまつわる誤解として、「ナオト・インティライミ本人が嫌がっているのではないか」という懸念が時おり囁かれます。しかし事実は正反対です。
メディア取材やテレビ出演時、ナオトさんは「ネットで僕の名前を使って遊んでくれているのは全部知っているし、むしろ嬉しい」「次はどんな前置詞で来るのか楽しみにしている」といった趣旨の発言を度々残しています。自ら「新ティライミ」と言い放ってスタッフを笑わせるなど、プロの表現者としてパブリックイメージを軽やかに乗りこなしているのが実態です。
【プロの結論】ネットミームを味方につける現代アーティストの生存戦略
SNS全盛の時代において、アーティストが自身のブランドイメージをガチガチに防衛しようとすると、かえってネット社会との心理的距離が開いてしまいます。ナオト・インティライミさんの事例が示しているのは、「あえてツッコミどころを残し、ネットのユーモアに身を委ねることで獲得できる強固な親しみやすさ」です。楽曲の持つエモーショナルな力と、キャラクターの親近感という二面性を持つことこそ、15年を超えて第一線で支持され続ける秘訣といえます。