「保護猫の譲渡審査は厳格すぎるのではないか」という声を耳にすることが少なくありません。しかし、ネコリパブリック広島における審査基準の厳しさは、猫をふるい落とすためのものではなく、「二度と遺棄や不適正飼育の被害に遭わせない」ための命のセーフティネットです。
里親募集に応募する際、原則として求められる基本条件は以下の通りです。
- 完全室内飼育の徹底:ベランダや庭への放し飼いを固く禁止し、玄関や窓への適切な脱走防止柵の設置が必須。
- ペット可住宅の証明:賃貸住宅または分譲マンションの場合、管理規約等の書類提示が求められます。
- 経済的安定と医療費の負担:毎年のワクチン接種、定期検診、病気や怪我の際の適切な高度医療費を捻出できる経済力。
- 終生飼育の誓約:猫の寿命(15〜20年以上)を見据え、転居や家族構成の変化があっても最期まで飼い続ける覚悟。
- 家族全員の同意:同居家族全員が猫を迎えることに賛成しており、猫アレルギー等の問題がないこと。
気になる「単身者」や「共働き世帯」の可否ですが、門前払いにされることはありません。単身者の場合は、万が一の入院や病気に備えた「後見人(代理引き取り人)」の明示と同意が条件となります。また、留守番時間が長い共働き世帯に対しては、甘えん坊で手のかかる子猫ではなく、お留守番が得意な成猫や、2頭飼いでの引き取りを推奨するなど、猫と人間の双方が無理のない暮らしを送れるよう柔軟な提案が行われます。