芦田愛菜のパロディを世に定着させた立役者といえば、間違いなくやしろ優です。日本テレビ系『ものまねグランプリ』やフジテレビ系『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』で披露されたネタは、瞬く間に茶の間を席巻しました。
当時のやしろ優が演じたのは、大ヒットドラマ『マルモのおきて』(2011年/フジテレビ系)で一躍国民的子役となった、当時6歳〜8歳頃の芦田愛菜です。首を傾げながら高いピッチで発する「芦田愛菜だよ!」という挨拶や、両手をぎゅっと握りしめてジャンプする独特の所作は、元々の可愛らしさを極限までデフォルメしたものでした。
特に話題を呼んだ「子供ビール飲んじゃうよ!」という強烈な決め台詞ですが、これは完全な芸人側の創作フレーズであり、芦田本人が劇中やテレビ番組で実際に口にしたセリフではありません。しかし、この過剰なデフォルメこそがバラエティ番組における記号として強烈に機能し、視聴者に「愛されキャラ」としての印象を強固に植え付けました。
2020年代に入り、母となったやしろ優はYouTubeやSNS、ママタレントとしても支持を拡大しています。インタビュー企画などでも明かされている通り、彼女は対象へのリスペクトを欠かさないアプローチを貫いており、公私にわたる人間関係の温かさが芸風の基盤となっています(参考:CHANTO WEB Report)。