ネット上のヘアアレンジ動画を見る際に最も注意しなければならない盲点が、「動画のモデルが使っているハチマキ」と「自分の学校で配布されるハチマキ」のスペック差です。
市販の撮影用ハチマキは幅が広くハリのあるポリエステル混紡素材で、長さも110cm前後に調整されているケースが多々あります。しかし、全国の中学校・高校で実際に配布される体育祭用ハチマキは、幅約4cm・長さ140cm〜150cmという長尺の晒(さらし)木綿であることも珍しくありません。この長尺ハチマキでそのまま頭に1周巻いてリボン結びを作ると、垂れ下がる端が長すぎてアンバランスになります。長い場合は「頭に2周巻き付けてから結ぶ」か、あらかじめ結ぶ前に布を半分に折り畳んで厚みを調整する工夫が必要です。
また、近年のトレンドであるネーム刺繍デコやラインストーン貼り付け、油性ペンでの寄せ書きアレンジにも重大な落とし穴があります。学校によっては「ハチマキは学校備品であり、体育祭終了後に洗濯して返却(または翌年も使用)する」という規定が存在します。返却義務がある備品に接着剤でパーツをつけたり直接文字を書いたりすると、後日弁償問題や生徒指導の対象となるため、事前の要綱確認が必須です。返却が必要な場合は、安全ピンや仮止め用の両面テープでサテンリボンやネームタグを装着し、終了後に跡形もなく外せる仕様にするのが賢明な判断です。