「三度の飯より同人誌」という言葉が示すのは、単なる寝食の軽視ではなく、日常の平穏を差し出してでも何かを生み出したいという、人間の根源的な創作欲求の表れです。その狂気的な熱量があるからこそ、商業作品に匹敵する、あるいはそれを超える傑作が同人誌即売会の現場から生まれ続けています。
しかし、素晴らしい表現を長く生み出し、また楽しむための土台は、他ならぬ自身の肉体と健やかな生活です。食事を美味しく味わい、適度な睡眠を確保しながら、その延長線上で溢れ出る愛を作品に注ぎ込むことこそが、持続可能で幸福な「創作沼」との付き合い方と言えます。