映画『名探偵コナン 水平線上の陰謀』は、豪華客船を舞台にした大迫力のパニックアクションでありながら、その本質は極めて上質で切ない本格推理劇です。15年の時を経て交錯した復讐の連鎖、巧妙に仕組まれた二重のトリック、そして何より愛する妻への想いを胸に真犯人を暴き出した毛利小五郎の生き様は、公開から長い年月が経った今もなお色褪せることはありません。
普段のコミカルな姿とは一線を画す、男らしく不器用で、誰よりも温かい心を持った「本気のおっちゃん」の雄姿。まだ観ていない方はもちろん、子どもの頃に観て以来という方も、大人になった今だからこそ伝わる人間ドラマの深みをぜひ再確認してみてください。