『恋つづ』ブームをさらに強固なものにしたのが、主演の2人に対するファンの愛称「たけもね」の存在です。上白石萌音の持つ圧倒的な素朴さと愛嬌、そして佐藤健のシャープで洗練された佇まい。この一見対照的な2人が織りなす関係性は、画面を飛び越えて視聴者に幸福感を与え続けました。
特に特番などで公開されたNGシーンでは、本編のピリッとした空気感とは打って変わり、セリフを噛んでしまった上白石を佐藤が優しくからかったり、顔を見合わせて吹き出したりする無防備なやり取りが捉えられていました。ネット上では「あんなにキュンキュンするNGシーンがあるのか」「本編以上にニヤニヤが止まらない」と大きな話題を呼ぶことになります。
また、ドラマ公式SNSや出演者のアカウントで公開されたオフショットの数々も、ブームの火付け役となりました。天堂先生のトレードマークである黒タートルネック姿のまま、上白石と並んでピースサインを決める佐藤の柔らかい笑顔は、劇中の張り詰めたテンションを見事に緩和する「最高のアフターケア」として機能していました。役柄としての信頼感と、役者同士としてのリスペクトが絶妙に融合したことで、ファンは単なるドラマの鑑賞者にとどまらず、2人の物語を共に見守る応援者となっていったのです。