ネット検索を行うと、多くの「集合体恐怖症 診断 テスト」や「診断 画像」と銘打ったまとめ記事が見受けられます。ハスの実や泡立ったミルク、皮膚のコラージュ画像などを段階的に並べ、「どこまで耐えられるか」を試すコンテンツです。しかし、専門家の立場から言えば、こうした非公式なテストを安易に閲覧することは推奨されません。
視覚的な嫌悪刺激は脳の扁桃体を強く刺激し、一度焼き付いた記憶がフラッシュバックとなって不快感を長引かせる二次被害をもたらす危険があるためです。特に感性が豊かな子供が見てしまった場合、夜泣きや過度の不安感につながる恐れがあるため配慮が欠かせません。
一方で、SNS上では「集合体恐怖症アピールがうざい」という逆方向の苛立ちや軋轢もしばしば観測されます。この背景には、日常的なタピオカやイチゴの種、単なる水玉模様など、過剰に何でも「私、集合体恐怖症だから無理!」と自己主張のツールとして消費するユーザーに対する反発心が存在します。本当に強い身体症状に苦しむ当事者の訴えが、軽薄なネットスラングの乱用によってかき消されてしまうジレンマが生じているのです。