「里のMUJI みんなみの里」は、単なるショッピングスポットやロードサイド店舗ではありません。元々は1999年に鴨川市の総合交流ターミナルとしてオープンした施設を、2018年に無印良品が指定管理者としてリニューアルオープンさせた協業プロジェクトです。
その根底にあるのは、過疎高齢化が進む房総半島の里山において、農地を守り、持続可能な農業基盤を支えるという地域循環型の理念です。象徴的な取り組みが、インド系高級香り米「バスマティ」と日本の「コシヒカリ」を掛け合わせた「プリンセスサリー」の契約栽培でした。粘り気が少なくサラリとした特徴を持つこの米は、スパイシーなスープカレーと抜群の相性を誇ります。地元農家が丹精込めて育てた米の消費先を無印良品が外食・レトルト商品として確立したことで、生産・加工・消費が一体となった六次産業化の理想形が成立しました。
| 施設・プロジェクト項目 | 具体的な取り組み・特徴 | 2026年時点の最新状況 |
|---|---|---|
| 直売所(農産物・特産品) | 鴨川近郊の農家が直接納品する新鮮野菜、柑橘類、長狭米の対面販売 | 観光客増加に伴い午前中の完売スピードが加速 |
| カフェMUJI(限定メニュー) | 旬の地元食材をふんだんに使ったプレートや限定スープカレーの提供 | 週末ランチタイムは30分〜1時間待ちの混雑が発生 |
| みんなみの里のスープカレー | 千葉県産「プリンセスサリー」と独自スパイス配合のレトルト商品 | 全国店舗展開され、ご当地発ヒット商品として定着 |
| 無印良品ショップ | 生活雑貨・衣料品・食品に加え、房総の工芸品やオリジナル加工品を展開 | 地域住民の生活インフラと観光拠点としての機能を両立 |