二人の出会いは、岡本選手が智弁学園高校で甲子園のスターとして脚光を浴びていた高校3年生の夏にまで遡ります。夏の甲子園大会の試合後、偶然の重なりから知り合い、連絡を取り合うようになったのが交流の始まりでした。
巨人にドラフト1位で指名され、プロ入りを果たした2015年シーズンから本格的な交際へと発展。当時、二軍で泥だらけになりながらバットを振り続けていた岡本選手を、妻は励まし続けました。食事面でのサポートはもちろん、怪我や調子の波に苦しむ若きスラッガーの弱音を優しく受け止め、前を向かせたのが彼女だったのです。
そしてプロ入り2年目のオフ、2016年12月25日のクリスマスに婚姻届を提出。当時、岡本選手はまだ弱冠20歳でした。プロの世界で一軍のレギュラーすら定着していない段階での結婚発表に、球界内やファンの間では「まだ早すぎるのではないか」と驚きの声も上がりました。
しかし、本人の覚悟は揺るぎませんでした。「家庭を持つことで責任感が生まれ、野球により集中できる」と周囲を説得。その宣言通り、結婚を機に急成長を遂げた岡本選手は、2018年に史上最年少での「打率3割・30本塁打・100打点」を達成し、巨人の第89代4番打者へと上り詰めたのです。