このように、通常のマルバツゲームは「先攻が角か真ん中を取り、後攻が正しく対応すれば100%引き分けになる」という宿命を背負っていました。このマンネリ化を打破し、SNSやロケットニュース24の報道を通じて爆発的な注目を集めているのが、「4つ置いたら1つめが消える」という進化系まるばつゲームです。
代表的な製品としては、玩具メーカーのメガハウスが展開する『消える!まるばつゲーム』や、GiiKER社のデジタルボードゲーム『Super Tic-Tac-Toe(スーパーマルバツゲーム)』、さらにはスマートフォンの専用アプリなどが挙げられます。
この進化系のルールは極めてシンプルでありながら、脳のメモリを極限まで酷使します。
- 盤面上に存在できる自分のマーク(〇または×)は、常に最大3個まで。
- 自分の3個目のマークを置いた時点で、最初に置いた1個目のマークが点滅(消滅予告)を始める。
- 次の自分のターンで4個目を置いた瞬間に、1個目のマークが盤面から完全に消える。
この「古い手から順番に消滅していく」というアルゴリズムにより、盤面の9マスがすべて埋まることは永遠にありません。つまり、「引き分けにならないルール」が実現し、どちらかが3つ並べるまで終わらないサドンデスの頭脳戦が繰り広げられるのです。
| 比較項目 | 従来のマルバツゲーム(紙とペン) | 進化系まるばつゲーム(4つ目で消える) |
|---|---|---|
| 盤面の最大配置数 | 最大9手(先攻5個・後攻4個で終了) | 常に最大6個(各自3個ずつを維持) |
| 引き分けの有無 | 最善手を打ち合うと100%引き分け | 引き分けなし(決着がつくまで無限継続) |
| 先攻・後攻の優劣 | 先攻が圧倒的有利(絶対に負けない) | 1手目が消えるため後攻にも逆転の好機多数 |
| 求められる能力 | 定石の暗記(初手の角・中央の確保) | 短期記憶(ワーキングメモリ)と数手先の予測 |