Q1:現代の日本の法律で「里」を使ってもいいのですか?
A1:日本の現行法規(計量法)により、公的な取引や証明において尺貫法(里、尺、坪など)を用いることは原則として禁止されており、メートル法(km、mなど)の使用が義務付けられています。違反すると罰則の対象となる場合があります。ただし、文学的表現や慣用句、土地の伝統的な通称として私的に用いること自体は制限されません。
Q2:一里塚(いちりづか)はなぜ道の両側に作られたのですか?
A2:江戸幕府が整備した一里塚は、日本橋を起点として街道の両側に5間(約9m)四方の土盛をし、その上に榎(エノキ)や松を植えました。道の両側に設けることで、上り・下りどちらの旅人からも見やすくし、夏場は大きな木陰を作って休憩場所を提供するとともに、遠くからでも現在地を視認できるランドマークの役割を果たしていました。
Q3:「千里眼」の千里も約4,000キロ先が見えるという意味ですか?
A3:千里眼も中国の古典(『魏書』楊逸伝など)に由来する言葉です。物理的に4,000km先を透視するというよりは、「遠く離れた地の出来事や、隠された内情を手に取るように見抜く卓越した洞察力」を讃える比喩として「千里」という最上級の広域表現が使われました。