実際の市民ランナーコミュニティやSNSに寄せられた体験談を分析すると、応援ナビそのものの欠陥というよりも、周辺のデジタル行動との複合によって身バレが引き起こされているケースが大半を占めます。
典型的な失敗事例として挙げられるのが、「大会参加を周囲に隠していたにもかかわらず、SNSの投稿からゼッケン番号が特定された」というパターンです。レース前日に「明日頑張ります!」とナンバーカードの写真をアップロードした際、名前は隠していたもののゼッケン番号の数字が写り込んでおり、同僚が応援ナビにその番号を入力して丸一日居場所を追跡されてしまったという事例です。
また、「会社の同僚に風邪と偽って有休を取ったが、同僚のランナー仲間が偶然アプリの名前検索で同姓同名を発見し、通過タイムの推移から本人だと断定された」というトラブルも報告されています。珍しい名字や特徴的なフルネームを持つランナーほど、大会規模が数万人であっても名前検索一発で捕捉されてしまう脆弱性を抱えています。