高校の同級生として出会ったChageとASKA(本名:宮﨑重明)。二人は当初から固定のデュオとして活動していたわけではありませんでした。彼らの運命を決定づけたのが、ヤマハが主催していた登竜門「ポプコン(ポピュラーソングコンテスト)」です。
過去の公式記録や当時の報道資料によると、ASKAはソロとしてポプコン福岡大会に本名でエントリーを重ねていたものの、惜しくも落選が続いていました。そこで1978年の『第15回ポプコン福岡大会』において、ASKAが高校の友人であった柴田秀之(チャゲ)に「一緒に出てみないか」と声をかけ、互いに別々のエントリーで出場することになります。
その結果、友人に誘われる形で出場したChageが見事に「グランプリ」を受賞して九州大会への切符を獲得。一方のASKAは「最優秀歌唱賞」を受賞しました。九州大会へ進むにあたり、ヤマハのディレクターらの助言や二人の合意のもとで結成されたのが、のちの「チャゲ&飛鳥」でした。誘った側と誘われた側が互いの才能を認め合い、即席の合流から伝説のユニットが産声を上げたドラマチックな瞬間です。