近年のシティポップブームや90年代J-POP再評価の波に乗り、ribbonの「完全復活・3人での再結成」を期待する声は後を絶ちません。しかし、ここにはファンの期待と芸能界の現実との間にいくつかのハードルが存在します。
佐藤愛子はすでに芸能界を完全に引退して一般の生活を送っており、プライバシーを重視する姿勢を貫いています。また、永作博美は映画やドラマ、舞台の主演オファーが絶えない日本を代表するトップ女優としてのスケジュールを抱えています。そのため、3人が揃ってテレビ番組で歌唱したり、全国ツアーを行ったりするような従来の形での再結成は極めて慎重に判断されるべき案件です。
一方で、松野有里巳がribbonのナンバーをソロライブやジョイントイベントで歌い継ぎ、他のメンバーがそれを静かに見守り応援するという現在の形こそが、最も美しく成熟した関係性と言えるでしょう。
【プロの結論】健全な人間関係の距離感(バウンダリー)に見る大人の友情
多くのアイドルグループが解散後に絶縁状態に陥ったり、過去を黒歴史として封印したりするケースが散見される中、ribbonの3人が見せる距離感は特筆に値します。社会心理学でいう「健全な心理的バウンダリー(境界線)」が保たれており、べったりと依存することもなく、かといって過去を否定することもない。互いの選んだ人生の選択を全幅の信頼で肯定し合える関係性こそが、大人になった元アイドルたちが示すべき理想の友情のあり方です。