「点描の唄(てんびょうのうた)」は、単なる映画の挿入歌という枠を超え、日本の音楽シーンにおける「平成〜令和を代表するデュエット・バラードの金字塔」としての地位を確立しました。「点描」という美術用語に込められた、一瞬一瞬の記憶を積み重ねて永遠の絵画にするという大森元貴さんの詩的センスと、それに完璧に応えた井上苑子さんの瑞々しい歌声の化学反応は、何度聴いても色褪せることがありません。
もし次にこの曲を聴く機会やカラオケで歌う機会があれば、ぜひ主題歌『青と夏』と続けて聴き比べてみてください。真昼の太陽のように眩しい『青と夏』の後に、夕暮れから夜へと向かう『点描の唄』を聴くことで、二人が過ごした30日間の物語の奥行きが何倍にも鮮やかに浮かび上がってくるはずです。