日銀総裁退任後、黒田東彦氏のライフスタイルは劇的に変化しました。10年間に及ぶ総裁時代は、テロ対策や要人警護の観点から常に専用車での移動が義務付けられ、24時間態勢の警備が敷かれていました。しかし退任後は、都内の私邸(自宅)に戻り、驚くほど身軽で飾らない日々を過ごしています。
政策研究大学院大学(GRIPS)の特別教授などに就任した黒田氏は、メディアの取材に対し「およそ30年ぶりにSuicaを持って電車通勤をしている」「本屋にふらりと立ち寄り、専門書を立ち読みできるのが何よりの楽しみ」と笑顔で語っています。激務から解放された現在、成田悠輔氏との対談など要所での知的発信は続けつつも、週末には妻・真佐子夫人と散歩を楽しんだり、独立した息子の家族と気兼ねない団らんのひとときを過ごすなど、人間味あふれるセカンドライフを謳歌しています。