竹内力の出演回が「神回」と称される最大の理由は、セリフ以上に雄弁なその表情筋の躍動にあります。レストランで店員に理不尽な土下座を強要する悪質客、あるいは公共の場で周囲を威圧する迷惑行為者に対し、竹内力演じるキャラクターは静かに間合いを詰めます。
眉間に刻まれる深い皺、限界まで見開かれた眼光、そして悪者の耳元で低音を響かせる瞬間の顎の引き方。計算し尽くされたその芝居は、単なる怒りの表現を超え、エンターテインメントとしてのカタルシスへ昇華されていました。スタジオのパネラー陣が思わず「スカッとボタン」を連打したのも、恐怖と笑いが紙一重で同居するその神がかり的な表情の説得力ゆえです。