池田エライザの役者としての根底には、テレビ東京「ドラマ24」枠が長年培ってきた深夜ドラマ特有のカウンターカルチャーが色濃く息づいています。ゴールデンタイムの定型化されたドラマでは描けない人間の赤裸々な欲情や不条理さを、臆することなく体現する姿勢です。
愛知県豊橋市の商店街や田園風景のなか、奇抜な超能力バトルを繰り広げた現場経験は、彼女に「綺麗に撮られること」への執着を捨てさせました。カメラの前で自らを解き放つ快感を掴んだことで、その後のインディペンデント映画や挑戦的なネット配信ドラマにおいても、独自の鋭利な存在感を発揮し続けています。同世代の女優たちが歩む王道のステップとは一線を画したこの反骨のルーツこそ、彼女が唯一無二のポジションを確立できた最大の要因といえます。