同店のアイデンティティとも言える食材が、東南アジアのマングローブ林に生息する「マッドクラブ(ノコギリガザミ)」です。特筆すべきは、冷凍品ではなく現地から週複数回にわたって生きた状態(活ガニ)で空輸されている点にあります。水槽から揚げられたばかりのカニは身の繊維が細かく、引き締まった弾力と濃厚な甘みを兼ね備えています。
ディナーメニューでマッドクラブをオーダーする際は、グラム単位の重量指定が基本となります。一般的に2名でのシェアであればMサイズ(約600g〜700g)、3名から4名であればLサイズ(約800g〜900g)や特大のキングサイズが目安です。調理法は名物の「チリクラブ」のほか、粗挽き黒胡椒の刺激が際立つ「ブラックペッパークラブ」、芳醇なスパイスが香る「カリークラブ」などから選択可能です。
チリクラブを食す際、絶対に外せないサイドメニューが「揚げパン(マントウ)」です。トマトの酸味、溶き卵のまろやかさ、唐辛子の辛味が一体となった濃厚ソースを、香ばしく揚げられたマントウに絡めて余すところなく味わい尽くすスタイルが本場の流儀です。