横浜流星の現在地を語る上で欠かせないのが、「特撮ヒーロー出身」という出自への向き合い方だ。彼はキャリアの初期から一貫して、特撮作品を誇りに思い、そこで培ったすべてを肯定してきた。
スーパー戦隊シリーズの現場は、グリーンバック合成のCGを想像しながら演じる「想像力」、子どもたちの視線を受け止める「誠実さ」、そして過酷な環境でスタッフと一丸になる「現場力」が要求される。彼はインタビューで「特撮の経験がなければ今の自分は絶対に存在しない」と断言している。出自を隠すのではなく、むしろ自らの核として公言するその潔さこそが、制作陣からの絶大な信頼を集め、シリアスな純文学作品からエンタメ大作まで途切れなくオファーが舞い込む最大の理由である。