BTSが完全体として再び日本のステージに立つ東京ドーム公演は、音楽業界全体を見渡しても類を見ない規模のプレミアチケットと化しています。東京ドームの収容人数はコンサート設営時でおよそ5万人〜5万5000人。2日間で動員できるのは最大でも11万人前後にとどまります。
これに対し、国内のファンクラブ会員数および世界中から遠征を試みるインバウンド需要を合算すると、推定応募総数は軽く200万人〜300万人規模に達します。供給と需要の乖離は致命的です。この圧倒的な供給不足を背景に、チケット販売は段階的な階層構造を採用しています。
しかし、このシステムはファンの間で大きな議論を呼びました。チケットを手に入れるため、「BTS JAPAN OFFICIAL FANCLUB」の年会費を払い、さらに「BTS JAPAN OFFICIAL MOBILE」の月額会費を上乗せして応募を繰り返したにもかかわらず、全滅するファンが続出。メディアやSNS上では、熱心なARMYを「集金装置(ATM)扱いしているのではないか」という憤りの声が取り沙汰される事態にも発展しました。それでもなお、ファンの視線は残された数少ないチャンスへと注がれています。