上野マルイの公式フロアマップを確認すると、地下2階から地上9階までの全11フロアのうち、生活雑貨・インテリアの大部分を占めているのは無印良品ではなくニトリ上野マルイ店です。
流通ニュースの報道によると、ニトリは2016年10月、上野マルイの7階と8階に都市型店舗として出店しました。当時の店舗面積は約1,000平方メートルで、ニトリとしてはコンパクトな売り場設計ながら、駅前立地を活かしてワンルーム需要やビジネスパーソンの日用品ニーズを素早く取り込みました。シンプルで機能的な生活雑貨を求める買い物客が、このニトリのフロア構成と無印良品を取り違えて記憶している事例も少なくありません。
加えて、上野マルイのテナント構成は近年大きく様変わりしています。7階・8階のニトリに加え、高層階にはレストラン街や美容クリニック、低層階にはライフスタイル雑貨やアパレルが並びます。2026年7月には、都市商業研究所が報じた通り「大人向け玩具」を主軸にしたトイザらスの新業態がオープンするなど、趣味性や体験価値を重視した空間への転換が加速しています。ベーシックな衣服や食品、収納用品を幅広く揃える無印良品の役割は、上野マルイのMD(商品構成)戦略には含まれていないことが明確に読み取れます。